松井が昨日3ランを打ちましたが three run jackと書いてました。jackとshotどう違うんですか?
このthree run jack(home run jack)という表現を味わうには、映画;ピーターパン、ならびにピーターパンが大人になった後再び海賊と戦う冒険活劇で1991年に映画になったHookのストーリーを理解している必要があります。
ピーターパンの物語については、不明であればWikiなどで参照してください。
そしてHookのほうですが、こんな場面があります。
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邪悪な海賊のフック船長がピーターパンの子供2人を誘惑して異次元の世界;ネバーランドに連れ去り、妖精・ティンカーベルと共に夢想の日々を送ることになります。
フック船長は子供達に、あなたの親はあなたたちをあまりかまってはくれない。ならばそこを離れてここネバーランドに住んだほうがよいよ、とけしかけます。
子供の一人マギーは最初からフックに抵抗します。しかしもう一人の子供ジャックは、自分の野球の試合に父親が見に来てくれないことに不満を募らせており、Hookの誘惑に落ちます。
フックはうわべの好意を示すため、ジャックのために架空のベースボール試合を仕立てます。
ジャックは打席に立ちます。しかしここでフック以外の手下は誰もベースボールのことをよく知らないことが発覚します。
海賊達は、普通なら”ホームランを打て!(Home Run Jack!)”というところを間違えて、“Run home, Jack!”(Jack, 両親の家に帰りなさい!)と叫んでしまいました。
Run home, Jack!”との声が聞こえた瞬間、彼に掛けられていた呪いは解けて、ジャックは自分自身を取り戻します。
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つまり、有名なピーターパンの物語に出てくる名(迷)セリフが元ネタとなり、
Run home, Jack! → Home Run Jack! → three run jack
となっていると思われます。
この記事でのJackには、松井がホームランを打ったという事実に加えて、(不振から抜け出して)チームの一員として帰って来た、という意味も込められているのです。
(参照)
http://wherethewind.com/2009/01/04/run-home-jack/
意味としては全く同じです。ただ語感はちょっと違うようですね。
'shot'だと打ちだされたボールをイメージした表現になり、
http://eow.alc.co.jp/shot/UTF-8/
'jack'だとボールを打つスイングをイメージした表現になります。
http://eow.alc.co.jp/jack/UTF-8/?ref=sa
同様な表現としては'dinger'もありますね。
http://eow.alc.co.jp/dinger/UTF-8/
'slam'は満塁ホームランである'grand-slam'にしか使われませんが、動詞でなら「(ホームランを)打つ」という意味で使われます。
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